「サスティナビリティ」のつかみ方 ~2つの事例を参考に~

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「サスティナビリティ」をイメージする

 僕はネットワーク関係の仕事をしています。

 今回は、「問題」を「解決」して活動を「持続」できる能力「サスティナビリティ」について発表します。

 サスティナビリティは最近きく言葉です。英語ではSustainabilityと書きます。これはSustain(持続)とAblitity(能力)をかけ合わせた言葉になります。

 サスティナビリティについて具体的にイメージするために、いくつか例を挙げます。

イメージ①:家庭

出典元:O-DAN

 たとえば、キッチンがなくなってしまった「家庭」があったとします。

 するとどういった「問題」が出てくるのか。毎日食事がとれないという「問題」が出てきます。

 なら毎日食事がとれないという「問題」をどうやって「解決」していくのか。

 「解決」としては、例えばお皿やまな板などのそれぞれの器具を用意して、キッチンに集めていく。コンロを置いて、フライパンを置いて、新鮮な野菜をのせて料理をする。

 この点が「サスティナブル」(持続可能)なんです。結果、毎日食事をとる状態を「持続」することができる。

出典元:いらすとや

 この毎日食事がとれないという「問題」を「解決」し「持続」できる状態のことを「サスティナビリティがあるという状態」といいます。

 水が近場にない場合は、川に水を汲みに行く。火をつけるために庭で木を燃やす。材料がない場合は必要な食材を都度買いに行く。それでも毎日の食事は可能なんです。

 ただ、これらの行動は「持続」できるかどうかは分からない。水を確保するのに水を汲みに行くとかなると大変。だから冷蔵庫を用意して水を冷やしておいて保管しておくということをする。すると「持続」できる。

イメージ②:企業

出典元:O-DAN

 次はサスティナビリティについて「企業」を例に考えてみます。社会や環境に置き換えてみます。

 例えば、同業他社が目の前にできたという「問題」があったとする。

 この同業他社が目の前にできたという「問題」を「解決」するためにはどうすればいいか。

出典元:いらすとや

 例えば、自分が勤めている企業の得意分野に挑戦してみるとかする。プログラミングやITの技術であったり、そういったもので解決までしていく。すると「持続」していく。

 そういた「解決」して続けられている、取り組み続けていく状態を「サスティナビリティがある状態」といいます。

 「無数にある解決策のなかで、最も続けられる解決策を探す」これが大事です。

 「サスティナビリティ」では、手軽でもなく、最も安いでもなく、最も美味しいでもなく、あくまで「最も続けられる解決策」を探すのが大事です。

サスティナビリティの事例

出典元:O-DAN

事例①:フーディソンの場合

出典元:いらすとや

 魚の骨をとって食べるのが嫌な人がいて、骨をとった状態で販売されている。魚が取れてから販売されるまで取引というのがあります。

 漁師が魚をとっています。そして産地の市場で仲買人がその魚を買う。そして消費地の市場にもっていって、消費地の仲買人がいて飲食店まで運ばれていく。

 このやりとりが、手書きの伝票とかで書いてFAXするというやりとりがなされている。これは損失なのではないかという「問題」があった。

 フーディソンは、手書きの伝票とかで書いてFAXするという流れをネットワークで飲食店まで繋いで「解決」し「持続」できるようなシステムを使った。作業時間を大幅に削減した。

出典元:O-DAN

 これも「サスティナビリティがある状態」といいます。ITで繋いだらFAXとか必要ないですよね。

事例②:JVCケンウッドの場合

出典元:O-DAN

 JVCケンウッドは、がんの早期発見ができています。

 これまですべての人に健康と福祉が提供できない、国や人によって不平等があるという「問題」があった。国立がん研究センターで、人間の細胞から排出されるエクソソームというのがあります。

 これががんの有無とかがんの種類がわかることを発見しました。

 ただこのエクソソームを調べるのはかなり時間がかかるという「問題」があります。

 これをJVCケンウッドが、ITで高精度かつ高速に計測できるようにして「解決」した。

出典元:いらすとや

 すると多くの人に早く簡単に安価にがん検診ができるようになる。

 すべての人に健康と福祉が提供できない、国や人によって不平等があるという「問題」を「解決」して、その解決したという状態を「持続」できるようにする。

 そういった状態も「サスティナビリティがある状態」といいます。

質疑応答・感想など

出典元:O-DAN

 フーディソンのように漁業文化という古いものからヒント得て、「解決」までいたった例を紹介してもらいましたが、古いものにも「解決」の糸口になり得ると考えていいのですか。

A なり得ると思います。またそれに関して、無駄なものがある。無駄なものでも視点を変えれば役に立つ。絨毯のきめの細かいのをつくるのって無駄。でも他の物よりは価値はでる。

A 会社で「サスティナビリティ」ができるっていいですよね。ライフスタイルがあんまり無理なことをしないというのがありますよね。

 日本は海に囲まれているから、それを受け入れて漁業という形で生かしていくというのも「サスティナビリティ」なんでしょうね。

 そういうものに目をむいてきたというのがいい変化ですよね。

A けっこう今って新しいことを取り入れようってなっているんですけど、日本だから島国だから島国じゃないところよりは生かせるんじゃないかなと思いますね。

2022/02/04

「サスティナビリティ」のつかみ方

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